新しい年の初めに、初めてのワークショップを企画しました。
物事をただひとりで、頭の中で考えているだけではなくて、人に話してみる。画材を手にとり、色や形を与えてみる。それを人に見せて、一緒にながめてみる。時には体を使って表現してみる。そんな中から、思ってもみなかった事が見えてきたりします。
今回は初の試みとして、長めの時間をとり、これまでとこれからの人生を1枚の巻紙(タペストリー)に表現してみたいと思います。私自身が今、人生のターニングポイントを通過中のような気がしていて、それでこのワークをやりたいと思ったのかもしれません。
ピンと来た方、ご一緒にいかがですか。
どうぞよろしくお願いします。
飯島波奈 (HANA)
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これまで波奈さんのワークショップに何度か参加をしてきて、そのいずれも興味深かったのだけど、もっと長い場に浸ってみたらどうなるだろうということはずっと気になっていました.短編には短編のよさがあるけれども、この監督の長編映画も一度観てみたいなあといった感じだったのです.
もう少しゆったりと時間を取って、気持ちを整えたり、表現したいことを確かめてみたり、制作をしたり、分かち合ったりしたらどうなるだろう.触発されて出てきたものをさらに形にしたり、それらについて聴き合ったり語り合ったりすることもできるかもしれない.そんなことを思っていました.
このことを波奈さんに伝えてみると、実は彼女も同様のことは考えていたが、種々の制約のためこれまでは実現が難しかったとのこと.それならばそういう場を一緒に開いてみようということで、今回開催の運びとなりました.
当日予定されていることは、自分の人生を絵巻物 (タペストリー) のように表現してみるというものです.これまでの人生でどんなことを体験してきて、それらを当時どのように感じていたのか.そして今はどのように感じられるのか.
子供のころ、学生のころ、大人になってからのこと.
家族のこと.仕事のこと.転機となったいくつかのこと.
ここ最近のことや、これから先のこと.
そうしたことに意識を向けると、今これを書きながらも物思いにふけってしまいそうになります.
当日自分は参加者のひとりとして実際に制作もする予定ですが、何が出てきてどんな時間となるのか、とても楽しみにしています.
大島有一 (ボウズィ)