小さいころ、よくテレビの将棋対局を見ていました.将棋は最初の数手で限られた持ち時間を何十分も使うことが珍しくないのですが、当時はなかなかそれが理解できませんでした.序盤はいくつかあるパターンの定石どおりに進めることがほとんどなので、早指しが可能なはずなのに.
だが今はその棋士たちの心持ちに多少想像がつきます.自分の気持ちを整え、確かめ、水面が静まるのを待ち、集中して向かっていくために必要な時間だったのだろうと.
エンカウンターグループや円坐で沈黙が訪れると、このことを思い出すことがあります.当然ながら、人と人が交わすのは言葉だけではないと思います.時には沈黙も聴き合い語り合う.4月19日に開催する表題のエンカウンターグループは、そんな時間が流れる場となるかもしれません.
今回の場は見守り人が3人.これまでの大島力弥 (リッキー)・大島有一 (ボウズィ) にチャンエツが加わり皆さまをお迎えします.彼女のプロフィールとこの場への思いは下記の彼女の言葉をご覧ください.皆さまのお越しを心よりお待ちしています.
東京都昭島市在住、二人の男の子に育ててもらっている母親です (笑)
心理カウンセリングを学び、カウンセラーとクライアントさんとの関係性と、親子の関係性はとても共通していると感じています。
カウンセラーはクライアントさんの心の動きを敏感に感じとり、寄り添い、あれこれ言わずに静かに見守る。クライアントさんのありのままを受け容れる。
親子の場合は、親が子供のありのままを受け容れて、出来なかった事もいつかその子のペースで出来るようになると信じて見守る。
誰かに自分の事を受け容れてもらえたと感じた時、人は喜びを感じるのではないでしょうか。
これからは仲間達とエンカウンターグループを定期的に開催していく予定です。ご興味をお持ち頂けたら、ゆったりとした空間と時間を共に過ごせたら嬉しいと思います。
— チャンエツ
今回のグループはカウンセリングルーム木陰の風との共同開催です.お問い合わせやお申し込みはこちらの他に、木陰の風でもお受けしています.