8月6日(土)「自在円坐@東京_坊主めくり」開催のご案内


■ 開催にあたって

<大島有一の言葉>

このたび、トミーこと中冨正好さんの呼びかけにより、
8月6日(土)に東京で円坐をひらきます.

トミーは大阪在住、2014年に大阪の石切で行われた
円坐守人研鑽クラスにて共に研鑽を積んだ仲間です.

僕も坊主頭、トミーも坊主頭、坊主頭2名でひらく円坐なので
「東京坊主めくり」との名前となりました.

トミーは落語を趣味としているのですが、
石切のクラスでは、いつも冗談を発する機会を
うかがっているかのようだったことを覚えています (笑).

クラスは月に一度ひらかれ、それが一年間続きました.
トミーのことを思い返すと、毎月夜行バスに揺られながら
大阪に通ったあの一年間を思い出します.
クラスの合間にもずっと余韻が続いているかのような、
濃い一年間でした.

トミーについては忘れられない姿があります.

クラスでは稽古のため、各自が75分間の短い円坐の守人を務めます.
その稽古の円坐の中で一度だけ、僕がトミーに違和感を感じて
斬り込んでいったことがありました.

静かな緊張感の中、しばらく他の人を交えたやりとりが続きます.
それが一段落した後、トミーが自分自身に問いかけるように
ある言葉を口にしました.
拳を閉じて目を見開き、正面を見据え、
でも誰も目には入っていないような姿で言葉をつぶやいていました.

窓からは夕陽が差し込み部屋を照らしていて、
僕の右隣りにいたトミーの横顔も夕陽に照らされ、
そのあちこちが光っていました.

僕は関係が壊れるかもしれないとの怖れを持ちながら向かって
いったのですが、その姿を見てからは何も言えなくなり、
一番言いたかった言葉を飲み込んでしまったのです.

でも最後の最後にはその言葉と、そしてトミーの言葉によって
それを飲み込んでしまっていたということも口にして、
その円坐は閉じられました.

一年間いっぱい笑わせてもらったけど、それと同じくらい
思い出深いのは、たった75分ではあるけれど、あの円坐の中で
交わしたやりとりと、トミーのあの姿です.

何回ひらこうが坐ろうが、円坐の場は常に一度きりなのだと思います.
今回の円坐、ご縁のある方とご一緒できますことを楽しみにしています.

大島有一 (ボウズィ)

<中冨正好の言葉>

中冨正好です。
トミーと呼んでください。

大阪から参ります。

案内文を書こうとPCの画面に向かってはみたのですが
何も出てきません。

日時、場所、参加申込先、それ以外に
案内するもの、ありません。

案内文、なくてもよいのではないか
と思ったりもしたのではありますが・・・

しかし、お誘いしたい気持ちは、
たしかに、あるのです。

とはいえ。

参加すれば、こんなことが、こんないいことが、あります
なので、参加ください、なんてことは、言えないわけで。

困っているのです。

参加すれば・・・どうなるの・・・

そんなこと、わからないのです。

どんなふうになるのか、まったく、わからない。

想像することすら、できないのです。

主催する本人も、まったく、わからないのです。

そう!まったく、わからない!

それ、それ、それは、言えます。

ほんと、これまでも、そうでした。

ことごとく、そうでした。

想定外の、ことばかり、でした。

今回も、そうに、ちがいありません。

こんなふうになるとは、想像もしなかった
ということに、なることは、あきらかです。

ただ、円になって、その場の成り行きに
まかせるしかありません。

どんなことが、あるか、わからない。

ひょっとしたら、なにも、ないかもしれない。

どんなふうになるのか、一緒に、目撃してみませんか。

よろしければ、どうぞ。

大島有一(ボウズィ)とふたりで、
お待ちしています。

中冨正好(トミー)

――――――――― 開催概要 ―――――――――

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非構成的エンカウンターグループ
自在円坐@東京_坊主めくり
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日 時:8月6日(土)10:30〜18:00(受付 10:00)
会 場:東京都内(九段下の和室10畳)
   ※会場は参加申込時に案内します
最寄駅:九段下駅、市ヶ谷駅、半蔵門駅 (いずれも徒歩10分強)
参加費:3,500円(当日支払い)
円坐守人:大島有一、中冨正好
定 員:10名様(円坐守人の2名を含む)
申込先:nakatomi.masayoshi@gmail.com (中冨)、もしくは
    rinzaba.org@gmail.com (大島)

自在円坐は
非構成的エンカウンターグループの考え方を
ベースに企画しています。

エンカウンター(encounter)とは、遭遇すること、
接触、出会いの意味です。

元々はアメリカの臨床心理学者、
カール・ロジャーズが開発した心理療法ですが、
現在は心理療法以外の場でも行われています。

なお「円坐」は
非構成的エンカウンターグループをもとに
橋本久仁彦氏(http://enzabutai.com/)が
はじめたものです。

円坐は、心理療法を目的に行うものではありません。
また、特定の目的やテーマを持ちません。

参加者がひとつの円になって坐るという
極めてシンプルなグループセッションです。

非構成ですので
予め用意されているものは何もありません。

どのように過ごすかは自由です。
参加者に任せられています。

円坐の世話人は、二人です。
大島有一(ボウズィ)と中冨正好(トミー)です。

坊主頭がそろったので
坊主めくりにしてみました。

――――――― <中冨正好の紹介> ―――――――

橋本久仁彦氏(http://enzabutai.com/)の円坐守人研鑽クラス第6期生。2012年、カール・ロジャーズが提唱したパーソン・センタード・アプローチに基づくリスニング(傾聴)のト レーニングに出会う。その後、さまざまな非構成的エンカウンターグループ、最近では「円坐」に参加するとともに、自らも「自在円坐」と名付け、企画主催する。非構成によるグループの可能性と単純な構造のおもしろさ、その影響の大きさに衝撃を受けつづけている。

――――――― <大島有一の紹介> ―――――――

2012年、エンカウンターグループに初めて参加をし衝撃を受ける.地域の集いやメンタルケアの場として活用されていたグループで数年間スタッフやファシリテーターを務め、またカウンセラーとしても活動.2014年円坐に出会い、橋本久仁彦さんの円坐守人研鑽クラスに参加.非構成的グループに対するとらえ方が大きく拡がる.2015年東京円坐および御円に加入.現在は都内で円坐やエンカウンターグループを中心としたワークショップの開催を行っている.円坐守人、フォーカシング愛好家、理学博士.夢は世界中の音楽フェスティバルを巡って暮らすこと.

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