友人に勧められ、先日初めて円坐のちらしを作りました.カフェなどに置いていただくためのものです.Facebookや検索エンジン経由で開催情報を見てくださる方とは少し違い、カフェなどでちらしを手に取る方は、円坐やエンカウンターグループのことを知らない方がほとんどかと思います.そういう方に向けて書いてみた言葉、以下に微修正して転載します.潜在的に興味を持っている方にそれを伝えることができるとしたら、それはどのようなものなのか.試行錯誤は続きます.
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円坐(エンカウンターグループ)とは、ご縁があって集った人々が円になって坐り、定められた時間を一緒に過ごす場です.あらかじめ決められたプログラムやルールなどはなく、心のおもむくままに話をし、あるいは話さずに過ごしていきます.進行役やリーダーもいませんが、守人(ファシリテーター)と呼ばれる見守り役のような存在が場に同行します.
どのような場になるかはその時々のご縁で、それは一編の小説や映画に触れるかのような体験とも言えます.あまり印象に残らないような場合もあるでしょうが、自分の気持ちに触れ直した、心に響くような感覚を味わった、との声もお聞きします.また、時には何かすっきりしない曖昧な感じを抱えて終わることもあるかもしれません.
円坐やその原型であるエンカウンターグループは、人と人との間に起こること、それに伴って自分の中に起こること、それだけにしばしの時浸ることによって何が生まれるかを見てみる、あらゆるワークショップの源流にある手法でもあります.
何か感じられるものがありましたら、どうぞいらしてください.
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